国立科学博物館 特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」行ってきた!

ペン旅

こんぺち〜。

今回は鳥展こと、期間限定で行われている国立科学博物館の特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」に行ってきた体験レポートだよ。

なにやらどうもこれまでは生態や見た目の特徴から鳥の種類の分類がなされていたけど、ゲノム解析から遺伝子の似たものどうしでの分類がなされるようになったのが最近らしい。

鳥を題材にした特別展は国立科学博物館では初めてなんだって! 
平日を狙って行ってみたけど、それでも混雑していて賑わっていたよ。

鳥と聞いてとりあえず行ってみた。鳥だけに。

はじめ

特別展の全体

現地でいただいた会場MAPが見やすかった。
全体はこんな感じ。

写真撮影OKとのことで、たくさん撮ってきたので紹介していきたい。

展示は第8章まである模様。

序章もあるから合わせて全部で9章だね。

クジャクのお出迎え

でっか! 入っていきなり多くの人がカメラを向けていて、「何かあるのか?」と思ったら、びっくりした。

「クジャクってこんなデカかったっけ?」と思い、説明を読んでみると、インドクジャクらしい。

ここまでデカいと流石にちょっと怖くね?

鳥とは何か

骨格構造から見る鳥の特徴

インドクジャクのお出迎えの後は鳥について知ろうということで、色々説明があったよ。

要するに、鳥の特徴は現生鳥類の骨格構造から

  1. 軽量化
  2. 重心への集中化
  3. 体軸の固定

と、まとめることができる。

1と2はわかりやすいとして、3の体軸の固定は、骨格標本を見たほうがイメージしやすいと思われる。

体軸は肋骨の鉤状突起かぎじょうとっきと、胸から尾まで一続きの脊椎となっていることで固定化されていることで、これによって安定して飛ぶことが可能となったそう。

オレもコルセットで体軸を固定すれば飛べるのか?

飛び方の種類

翼の形

鳥にも種によって飛び方が異なり、なんとそれぞれの飛び方に合わせて翼の形が異なっているというのだ。

これは勉強になった。

結構翼の形って違うんだね。
たとえば、強く羽ばたき高速で飛ぶハヤブサの羽は尖っていて短い。(上写真右下)
ハヤブサウィングは飛行機とかの設計にも参考にされていて、たくさん見るような形だね。

泳ぐためのヒレは左下に気持ち程度に展示されててハブられてた。

展示してくれるだけ感謝。

史上最大の飛べる鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」

ペラゴルニス・サンデルシ
アメリカのサウスカロライナ州で採れた化石をもとに実物大の生体模型を作ったんだって。
2500万年前〜250万年前に生息していたと推定される。
生態的にはアホウドリに近く、幅が短く長い翼をもち、このことから滑空の飛び方をしていたと考えられている。

また、他の特徴は歯にある大小の規則性のある突起。
この歯の突起でお魚をガッチリ掴んで食べていたと考えられている。

写真じゃ大きさがわかりづらいと思い、頑張って下から撮ってみた。
これならその大きさがわかるかも?

頑張って下の方から見上げて撮ったよ。
首が逝っちまうかと思ったぜ。

てか、ふつうにデカくね? デカすぎて翼が画角に入りきらないぜ。

お魚どころかPNGNもガブっといかれて連れ去られちゃいそうな大きさなんだが。

危険だ…。

オレの飛び方

ここで翼の形とペラゴルニス・サンデルシの飛び方から、オレが飛ぶためにはどうすれば飛べるのか答えが見つかる。

鳥は種類によって飛び方も様々。鳥一羽に一つの飛び方。

オレにもオレの飛び方ってもんがあるはずだ。

そこで考えられるのは、まず、さっきの写真で左上にあったように、風に乗るためにクマタカのような大きく丸みのある翼を用意して装着する。

そして、浜辺でぺちぺちヒレを必死に振り回しているのではなく、よく晴れた日に高い崖に移動する必要がある。

よく晴れている日には太陽からの熱気により海面から上昇気流が発生している。

ペラゴルニス・サンデルシが上昇気流に乗って飛んでいたと考えられているように、こうやって上手く上昇気流に乗って滑空していくことができれば飛べるはずだ。

思ったけどこれ、鳥人間コンテストじゃね?

陸鳥と水鳥のなかま

PNGNの同類

PNGNって南半球にしかいないのはなぜなのか。そう思ったことはないかい?

かつては北半球にもPNGNと同類の水生適応を果たした種がいた模様。

それがプロトプテルム類。

PNGNに似てるね。そして結構デカい。

皇帝PNGNくらいある? 
それよりもちょっとデカいかも。

後ろの説明ビデオが反射しちゃってるね。
ちなみに、所々にある説明ビデオの撮影や録画はNGだったよ。

あと、こんな感じで鳥のトリビアがちょくちょく漫画で紹介されている。面白い。

古口蓋類ダチョウなどの走鳥類は基本飛べないけど、シギダチョウっていう小さいやつだけは飛べるみたい。

飛ぶにはダイエットも必要なのか?

キジを推す記事

カモやキジのなかまの章では、1羽だけかっこいいキジが目立っていた。

それがこいつ。ヒオドシジュケイって言うキジらしい。
ヒマラヤ山脈の標高2,400~4,250mの森林地帯に生息とのことで、高いところに住んでいるんだね。

ニンゲンが高層マンションに住み始める前からこいつは高いところに住んでいたってわけ。

青いのは角じゃなくて肉垂にくすいらしい。
ニワトリとかに付いてるやつだね。
首元の青と合わさってカッコいいね。

色が綺麗なハト♡

これはミノバト。緑色が綺麗だ。

ハトって都会でよく見るもはやニンゲンに追いかけられても飛ばないアイツらだけかと思っていたけど、緑色のハトもいるんだね。
東南アジアに生息しているみたい。尾っぽだけ白いんだね。

いや、そこはもう全部緑にしとけよ。

PNGNコーナー

そして、PNGNコーナーに来たぜ。

オレの仲間たちだ。
南半球はオレたちが制覇した。

ここでトリビアだ。

PNGNの鳴き声はニンゲンからしてみれば全部同じに聞こえるかもしれないけど、「ツーボイス」と言って、声を作り出す鳴管めいかんが左右二つに分かれており、異なる音を同時に出すことができるということで、一匹一匹出す声が違うんだ。
ヒナもちゃんと親の声がわかるんだ。

こいつはオオウミガラス。
北極で進化した泳げる種らしいけど、もう絶滅しちゃったみたい。

PNGNと似てるよね。こういう地域が異なっても同じような環境で似た感じに進化することを収斂進化しゅうれんしんかって言うんだってさ。

チドリ目

これはチドリ目の鳥たち。

どれも足とクチバシが長いね。
浅い水辺を歩いて小動物を食べるからだね。

渉禽類しょうきんるいと呼ぶらしい。

スズメの次に種類が多いんだってさ。

猛禽とそのなかま

フクロウ目

結構ニンゲンからの人気が高いフクロウたち。

その種類もそれなりに多い。どいつもかわいいなオイ。

こいつは世界最大のフクロウである「シマフクロウ」。
お魚やカエル、甲殻類を主に食べるそう。デカいけど、なんか不思議と可愛さがあるよね。
北海道に生息しているみたい。一回見てみたいね。

オレとあんまり大きさ変わらないんじゃね?

小鳥のなかま

スズメ目

一番種類が多いスズメ目。

予想以上にめっちゃいる。
ちょっと写真の撮り方ミスったかも。

ちなみにこの写真で全部じゃないけど、写真がいっぱいになっちゃうからここまでにしておく。

それにしても、エナガってスズメのなかまだったんだね。
どうりで小さいわけだ。

↓鳥のひみつ21

亜種とは、固有の特徴を持つ地理的な品種を意味する。

とのことで、千葉で発見された通常のエナガよりも眉斑びはん(目の上の毛の色の違う部分)が薄い「チバエナガ」は、そのエナガたちで集団が形成されれば亜種と認められるみたい。

鳥とともに

パネルで記念撮影

終わり間際の通路で「なんかでかい看板があるぞ」と思って見てみたら、よく遊園地とかに置いてある撮影用のパネルだった。

SNSに投稿してほしいとのことで、オレもやってみたよ。

身長が足りなかった。

都道府県の鳥

「都道府県の鳥」だってさ。47都道府県を代表するふるさとの鳥らしい。
正直、この中にPNGNがいないのはおかしい。

この中に入ることを目指していく。

まとめ

1時間くらいで見終わるかと思っていたら、めっちゃ時間かかった。2時間半くらいかかった。
めっちゃ鳥見た。満足感がすごい。まあ、オレも鳥だけど。

展示がめちゃくちゃ充実していて見ごたえがあり、おすすめだ。

鳥展は2024年11月2日~2025年2月24日まで開催されている模様。
もし興味がわいたニンゲンは是非とも行ってみてほしい。

オレも死んだら剥製にされちまうのだろうか?

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